インターネット上で不特定多数の人に仕事を発注するクラウドソーシングは、今や当たり前になりましたね。お仕事の種類も様々ですが、稼ぎたいと思っても上手く仕事を取れなくてヤキモキしてる人もいると思います。
私も最初の頃は全然仕事が取れなくて、単価の安いデザインの仕事ばかりに消耗した経験があります。。そこで今回は、デザイン案件を受注する際に、初心者が考えるべき大事なポイントをご説明します。
「仕事が取れない→単価が低い仕事を受ける→心も体も消耗する」という、負のループで稼げない人は、今よりももっと稼げる人生に一歩近づけると思います!
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稼げないデザイン案件その1:単価が極端に低い

クラウドソーシング上でのデザインの仕事はたくさんありますが、クライアントの予算や、そのデザイン案件の仕事に対しての価値をどう捉えているかで、発注金額が変わってきます。
チラシ片面でも、「3,000円しか出せないと思うクライアント」や「効果が見込めるから15,000円出しても良い」と価値観はバラバラ。
低単価と高単価では、約5倍もの差があるのが分かります。圧倒的に後者の方が、3時間でチラシを作成するとしても、稼げる額が違います。
実績もなく、高単価の仕事が取りづらい期間は、低単価の仕事も数多くこなしてきました。今ではチラシ片面15,000円~20,000円でも仕事が取れるようになりました。
たまに、ビックリする値段で発注しているクライアントもいるので、そういったデザイン案件は極力避け、どんな内容で発注されているのか詳細を見ておくぐらいでOKです。
稼げないデザイン案件その2:単価は高いが、作業量に見合ってない
仕事を募集している画面で、発注金額が表示されていると思います。
「高単価っぽいから応募してみよう!」と考えるのは、ちょっと待ってください!
単価は高くても気を付けたい案件のポイントは下記のとおり。
- 単価は高くても、作業する量が膨大(パンフレット100Pとか)
- 仕事の内容が不明瞭で、どこまでがクリエイター側の仕事かが分からない
- クライアント自身の評価が低すぎる
高単価な案件を見つけると、とりあえず応募しよう!となってしまいがちですが、案件の詳細やクライアントのプロフィール・評価を確認することが大事です。
あまり込み入った作業をしなくても高単価案件だから割がいいなと思って、不明な点があり、応募前などに詳細を訪ねるとかなりの作業を強いられる仕事だったということもあります。
クライアントの評価が低いこともチェックすべきポイントです。「過去にクリエイターとの間で問題があった、不払いや対応が悪かった、初めに聞いていた仕事内容と違った」ということもあるので注意して見ておいてください。
稼げないデザイン案件その3:コンペ式のデザイン案件
クラウドサービス上での、デザイン案件は、大まかに分けて「コンペ案件とプロジェクト案件(固定報酬)」というのがあります。
私がいつも応募しているのは、プロジェクト案件で、仕事を始める前にクライアントと発注金額を相談して双方同意後にお仕事を進めるスタイルです。
予め報酬の額が決まっているので、「これぐらいの金額だから、だいたい3時間を目安に作業が終わるようにしよう」、という目星も付けられます。
「プロジェクト案件で仕事を進めていたけど、提案・納品後に報酬が支払われなかった」ということもほとんどありません。
対して、コンペ案件はコンペにクライアントが希望する作品を作って応募した後に、選ばれないと報酬がもらえません。

コンペ案件は、報酬が高い案件もあるので、作品が採用されたら報酬の大きさに目がくらむこともありますが、今では完全にコンペ案件に手は出さなくなりました。

「フリーランス=時間=お金」なので、自分の時間をいくらで提供するのか、時給換算でも考えると、どの案件を受注するか、ということも見えてきます。
まとめ:クラウドソーシングで稼げない案件はスルーし、自分のスキルをもっと上げるべし
クラウドソーシングのメリットは、企業側からすると、一般的なデザイン会社よりも格安で発注できること。
約10年以上クラウドソーシングで稼いできた私からすると、肌感覚で60~70%ぐらいは単価が低いお仕事が多いかなと思います。
デザインを作るクリエイター側は、安い案件ばかり受注しているとモチベーションは上がらないわ、頑張った割には稼げないわで消耗します。
スキルが積み重なっていないうちはしょうがないですが、数をこなしていく中で、スキルアップ&単価の低い仕事を受注しないようにすることで稼げる状況にシフトしていくことができますよ!