フリーランスになって領収書の発行から、その他の経理に関わる書類も管理が必要です。
領収書に収入印紙の貼り方のポイントや注意点などをお伝えします!
正しいやり方で知らず知らずのうちに「脱税」にならないようにしましょう。
Contents
領収書への収入印紙の貼り方は?2つのポイントを押さえれば簡単
クライアントに発行した領収書に収入印紙を貼る注意ポイントは2つです。
●貼った収入印紙には消印を押すこと
●税込みが5万円以上の領収書に貼ること
です。
収入印紙を貼った上から消印を押す
領収書で収入印紙の貼る場所が決まっていなければ、空いている場所に貼りましょう。
消印を押す際は、領収書と収入印紙にそれぞれ半分ずつまたがるように押します。
★押す印鑑は、認印・屋号の角印・シャチハタのゴム印・なければボールペンで名字を署名しても大丈夫です。
収入印紙を貼らないと脱税になります
領収書の記載金額が税込みで5万円未満であれば収入印紙を貼らなくてOK。
記載された金額が、5万円未満は非課税、100万円以下は1通200円の収入印紙を貼ります。
今まで3万円以下が非課税でしたが、平成26年4月から5万円以下が非課税と基準が変わりました。
フリーランスの人で、1回100万を超える領収書の発行はなかなかないと思うので、100万円を超え200万円以下であれば収入印紙は1通400円となります。
5万円以上の領収書でも収入印紙を貼らなくてもいい裏技的な節税対策
今まで知らなかったのですが、5万円以上(税込)の領収書でも収入印紙を貼らなくていいケースがありました!
それは、
領収書で税抜価格と消費税額をきちんと分けて書くことです。
こうすることで、収入印紙を貼らなくてよくなるので節税対策にもなります!
領収書への記載内容(消費税10%) | 収入印紙の有無 |
税込 53,900円 と書くと… | 収入印紙が必要 |
税別 49,000円+消費税 4,900円 = 合計金額 53,900円 と書くと… | 収入印紙が不要 |
税込 49,999円 5万円未満に該当するので… | 収入印紙が不要 |
※非営利団体やPTAなどが発行する営利目的以外の領収書も、収入印紙は不要。営業に関しないもので、慰謝料なども不要。
>>No.7140 印紙税額の一覧表(その1)第1号文書から第4号文書まで(国税庁)
領収書へ収入印紙を貼るのはデザイナー側?クライアント側?
領収書に収入印紙を貼り付ける義務は、書類を作成した側です。
つまり、デザイナー側が貼らないといけませせん。
領収書へ収入印紙が貼られていなかった場合はどちらの責任?
こちらもデザイナー側の責任です。
印紙が貼ってない=印紙税を納めないといけない人が納めていない
という状況を表します。
なので、領収書を受け取ったクライアントは何の責任もありません。
私も、先日親切なクライアントさんから「送ってもらった5万円以上の領収書に収入印紙貼ってないけど大丈夫?」と聞いてもらったのでいろいろ調べて知識を身に付けました(^^;
領収書への収入印紙の貼り方は?2つのポイントを押さえれば簡単:まとめ
今回は「領収書への収入印紙の貼り方は?2つのポイントを押さえれば簡単」について節税の裏技と合わせてご紹介しました。
収入印紙の貼り方は、税込み金額が5万円以上の場合と消印を押すことが2つのポイントでしたね。
領収書の金額が5万円以上でも税抜価格と消費税金額がきちんと記載されていれば収入印紙を貼る必要はありません。
知っているのと知らないのでは、節税にも関わってくるので賢く処理しましょう^^